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論文

$$gamma$$-Radiation-induced crosslinking of polystyrene

清水 雄一; 三井 光

Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 17(8), p.2307 - 2316, 1979/00

真空におけるポリスチレンの$$gamma$$線橋かけ反応を、30~100$$^{circ}$$Cの温度範囲において行った。線量率は635$$times$$10$$^{5}$$rad/hrであった。水素の生成量は照射時間の増加および照射温度の上昇とともに増加するが、水素の生成速度は照射時間の増加に伴って低下する。ゲルの生成が初めて観測される限界時間以上照射すると、照射時間の増加とともにゲル分率は増加するが、ゲルの生成速度は照射時間の増加に伴って低下する。照射温度を上昇すると、ゲルの生成反応は抑制され、100$$^{circ}$$Cでは極く僅かなゲル分率しか観測されない。水素の生成および消失反応がそれぞれ水素の生成量のゼロ次および一次に比例すると仮定した速度式を導き、水素の生成量を解析した。ゲル分率はCharlesby-Pinnerの式を用いて解析した。解析結果に基づいて、ポリスチレンの$$gamma$$線橋かけ反応の機構を考察した。

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